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いまや日本全国から年間100万人が訪れるという、日本を代表する温泉地となった熊本・黒川温泉。
しかし、1980年代半ばの観光客数は、たった8万人。
24軒の宿しかもたない温泉地が、「平成の一人勝ち」とも称されるほどの大躍進を遂げた秘密はどこにあるのか?
露天風呂作り、複数の宿の露天を巡る入湯手形システムの導入、植樹をはじめとした町をあげての景観作り・・・。
黒川復興の立役者となったのが、この地で二つの旅館を経営する後藤哲也氏。
日本全国の観光地を訪ね歩き、人を惹きつける雰囲気作りや景観作りについて、長年に渡り研究を続け、地元黒川に変革をもたらしていった。
しかし、それらの取り組みや考え方には常に周囲の反対がつきまとう。父親との確執、旅館組合からの反対・・・・。
「嫌われ者」と言われながら、考えを貫き通した信念とは何だったのか。
郷土をこよなく愛する想い、そして個を捨て共生の理念を唱える後藤哲也の独創の哲学を学ぶ。
「NIKKEIプラス1温泉大賞」(日本経済新聞社/2002年)において、草津、由布院をおさえて大賞受賞。
さらには、2008年度都市景観大賞「美しいまちなみ賞」(国土交通大臣賞)受賞。
ある有名コンサルタントの言葉を借りれば、「現代の若者にとって、海外の南の島の旅行より、黒川温泉で過ごす方がおしゃれ」。
国内経済が落ち込む中、観光地「平成の一人勝ち」と称される黒川温泉とは、いったいどんなところなのか。
そして、その大躍進の秘密とは?
このDVDは、黒川温泉のドンとも呼ばれる黒川快進撃の仕掛け人、後藤哲也さんのインタビュー映像をまとめたものです。
「露天風呂作りの名人」、「和の景観作りの達人」、「町づくりの革命者」など、現在数多くの形容詞がつけられる後藤さんも、かつては閑古鳥が鳴く黒川の将来に頭を悩ませる日々が続いたといいます。
なぜ、お客さんが来てくれないのか?
どうしたら、お客さんを喜ばすことができるのか?
こうした自問自答の中、研究に研究を重ね、そして全身全霊で仕事に打ち込み、いまの黒川を築き上げてきました。
50年以上に渡って、旅館経営、町づくりに尽力してきた後藤さんのエッセンスとDVDの内容をここで少し紹介します。
イントロダクションとしては、唐突です。
当時ほとんど地元を離れたことがなかった後藤さんに、天草の海の景色は相当感動を与えたようです。そこで思ったのが、「他にこんな素晴らしい所があるのに、わざわざ黒川に旅行に来てくれるだろうか・・・。来てくれないだろうな」と。
この旅行が最初の原点だったと語ります。
黒川をよくするには、どうしたらいいか・・・。
このことを常に考えて、全国の有名観光地を見て回るようになります。特に、京都、軽井沢には毎年のように訪れ、定点観測をします。 その中で気づいたのが、「人の流れの変化」。
時代とともに、人が求めるものも変わってくる。それをいち早く察知できたことが、黒川発展の要因のひとつでもあります。
後藤さんは、経営者に「旅をしなさい」と説きます。それは、自分自身が旅によって学んできたことの多さ、大切さを物語っています。
後藤さんは、お客さんが、どの場所で、どういうことを言うのか、しょっちゅう聞き耳を立てているそうです。それは、有名観光地を旅する時も、黒川の地元でも同じ。そういうことを繰り返すことで、お客さんの感動するところが、自然とわかるようになるといいます。
それが、「お客さんの後ろ姿から学ぶ」ということ。
特に、女性は、感動を「声」にするので、わかりやすい。そして、不満を「声」にするのも、女性が多いそうです。
また、後藤さんは、今でもほぼ毎晩、旅館のロビーに行っては、泊まり客と雑談するのが、日課となっています。
そして、お客さんに「黒川はどうですか?」「お風呂はどうでしたか?」とここでも、お客さんの声に耳を傾けています。
私も、夜遅い時間に、何度も電話をしたりすることがありましたが、「会長はロビーでお話し中なんです・・・」と、告げられることが多かったです。
会長職に就かれても、なお現場の声を聞こうとする姿には、本当に頭が下がります。
現場の声を聞くのは、現場のスタッフの仕事。
そんな経営者も多いのではないでしょうか。
後藤さんは、昭和6年生まれ。
戦時教育を受けたため、徹底的に愛国心を叩き込まれた。
つまり国のため、ひいては、個ではなく全体のために自分は何が出来るのか、ということを考え続けきたということでしょう。
後藤さんが経営する旅館新明館は、洞窟風呂も話題になり当時は閑古鳥が鳴いていた黒川温泉の中で、唯一、人を呼べる旅館だったわけです。経営的に当時から新明館は潤っていたんです。
それでも、後藤さんは、"黒川全体の発展" を想い、改革に乗り出した。自分のところが儲かってるからいいや、とはならなかった。
そして、その改革は当初、旅館組合の反対にあった。
「苦労も前進も一緒にしていこうじゃないか」と、後藤さんはインタビューで語っています。 また、「町作りは、全体がまとまらないと出来ない」とも。
景観作りも全体像。
そして、大きな事を成すにも、全体が必要なんだと。個だけでは無理。 それが、愛国心という言葉とつながっているように思えます。
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後藤さんの哲学は、必ずしもビジネス的に即効性のあるものではありません。
例えば、「短期間でお店が儲かる」とか、「コストを削減して利益率をアップさせる方法」など、昨今のビジネス書にありがちな手法・ノウハウとは、逆に相対するものかも知れません。
しかし、長期的なビジネス、ひいては長い人生において、普遍的な変わらぬ考え方を示唆してくれています。
この映像は当初、経営者向けを意識して制作しました。
しかし、後藤さんが50年以上もの年月を費やして、これまでやってきたこと、考えてきたことは、業種・職種を問わず、様々な分野で活躍されるビジネスマンにとって非常に有意義なものとなるでしょう。
また、DVDに付属されている松田教授による解説ブックレット(16頁)では、黒川急伸の背景と、「流行った故の課題」等が詳細に記されています。あえて拡大路線を歩まず、質を保つことが結果的に発展に繋がるという、黒川温泉の町作りの原点をここからも学ぶことが出来ます。ぜひブックレットとともに、職場の皆さまと一緒にご視聴ください。
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▼ サンプル映像 (1分30秒) を見る
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黒川温泉
熊本県阿蘇山の北、筑後川最源流域に位置する。「日本のふるさと作り」を合い言葉に、露天風呂作り、景観作り、入湯手形導入など町全体の取り組みが評価され、1990年代半ば頃から、マスメディアでも多く取り上げられるようになる。2002年日本経済新聞「NIKKEI プラス1温泉大賞」では、草津、由布院をおさえて大賞を受賞するなど、その名は全国区に。町づくり、地域再生の観点からも全国的に脚光を浴びている。
後藤哲也 プロフィール
昭和6年生まれ。黒川温泉「山の宿 新明館」「山みず木」オーナー。 阿蘇農業学校中退後、実家が経営する「新明館」へ。 20代でひとり、ノミと金槌で掘った洞窟風呂は、今や黒川温泉の象徴的存在として有名。黒川温泉復興のリーダーを務め、名もない温泉地を全国に轟かせる。 2003年、国土交通省「観光カリスマ百選」に選ばれ、現在、全国の旅館経営者や自治体で講演やアドバイスを行っている。 |
<Keywords>
● お金はいらん!座布団1枚からでも変えられる!
● 後藤流・逆転の発想〜土地のない宿に作った洞窟風呂〜
● 景観作りは四季の変化を考えてこそ。それが付加価値を生む。
● 景色より雰囲気作り。いい景色をあえて隠す理由。
● お客さんの後ろ姿から学び、そして自分自身の姿を省みる。
● 常に全体像を考えて行動する。個人主義は発展を阻害する。
● お金はいらん!座布団1枚からでも変えられる!
● 後藤流・逆転の発想〜土地のない宿に作った洞窟風呂〜
● 景観作りは四季の変化を考えてこそ。それが付加価値を生む。
● 景色より雰囲気作り。いい景色をあえて隠す理由。
● お客さんの後ろ姿から学び、そして自分自身の姿を省みる。
● 常に全体像を考えて行動する。個人主義は発展を阻害する。
DVD:黒川温泉革命 お客様の声
DVDをご購入されたお客様の声を集めてみました。 参考になれば、幸いです。
昨日、ランチを食べながら事務所のみんなで黒川温泉のDVDを拝見しました。「黒川温泉」にぜひ、行ってみたくなりました。というのが率直な感想です。
後藤哲也氏の発想や実行力は、日本再生のヒントになりますね。経営面で学ぶべきところがたくさんありました。
(東京都 税理士事務所HOP 代表取締役 小川実 様)
「愛国心」「個を捨て全体で一つに向かう。」「黒川一旅館」 DVDを観終わってこの言葉が頭に残るとは思いませんでした。
今の黒川温泉があるのは後藤哲也と言う一人の男の熱い思いなんだと知り、感銘をうけました。普段は自分の旅館経営の事で精一杯で、町全体の事を考える事など、ほとんどない私ですが、それではいけないなと痛感しました。こて先の利益を求める経営よりも、お客様に感動や喜びを与える経営。当たり前の事ですが、これが原点なんですね。
(北海道 洞爺湖温泉 旅館経営 金子様)
地域活性化ビジネスについて考えてたときに、このDVDをインターネットで見つけ購入しました。ビジネス書とは異なり、映像での解説は場所や登場人物の雰囲気が良く伝わるので、ビジネスの情報収集をするにはおもしろい方法だと思います。今回のテーマは“観光ビジネス”でしたが、様々なジャンルのラインナップが揃うことを期待しています。
(東京都 コンサルティング業 小早川様)
解説ブックレットを書いている松田忠則と言う人がおもしろい。小型キャンピングカーで日本列島を2回縦断し、2,500湯を制覇するという前代未聞の奇行を達成した人で、日本で唯一の「温泉学」の教授である。そんな彼の視点はユニークで独特、また、不思議である。後藤哲也と同じくらいおもしろい人だ。このブックレットは一読の価値ありです。
(千葉県 公務員 田村様)
黒川温泉のことは、テレビでなんとなく名前くらいは知っていましたが、こんなストーリーがあったんですね。貴重な映像だと思います。個人ではなく社員教育や研修などにも活用できそうです。映像で一つ気になったのは方言と声質のせいか聞き取りづらい点。そう思って間もなくテロップでフォローされたが‥・。見終って改めてパッケージを見直した、何のヘンテツも無いノミと金槌が違った物に見えました。『個を重んじる』シガナイ世の中、街全体を『一つの宿』と考え、『公を優先』させた『入湯手形』が印象的である。(埼玉県 飲食店経営 藤原様)
社員教育のために購入しました。テレビのドキュメンタリー番組と比べると、物足りなさはありましたが、後藤氏のメッセージは十二分に伝わってきました。感動を伝えるのは非常に難しことです。うちの営業部の連中にもよく言いますが、「人が感動する」とは・・・いったい何が人の心を動かすのか・・・聞く人、見る人の予想を超えた言葉や行動が発せられた時だと・・・。」スタッフもいい刺激を受けています。(東京都 環境設備会社経営 小豆嶋様)
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解説:松田忠徳(札幌国際大学 観光学部教授)

